青葉区の整体なら「ネイチャーボディ鍼灸整体院」

著者:ネイチャーボディ鍼灸整体院 代表 山﨑由浩

1. 膝痛に鍼灸?注射でも手術でも変わらなかったあなたへ

膝の痛みで検索して、この記事にたどり着いたあなたは、おそらく次のような状況ではないでしょうか。

  • ヒアルロン酸を3回打ったけれど、痛みが変わらない
  • 歩くたびに膝の内側がズキッとして、階段が怖くなってきた
  • 「加齢のせい」「体重のせい」と言われて、それ以上の説明がなかった
  • 手術を勧められているが、できれば避けたい
  • 再生医療も気になるが、費用や効果に不安がある
  • 手すりがないと階段を降りられなくなってきた

これらは、ネイチャーボディ鍼灸整体院にご相談に来られる50〜70代の患者さんが、実際に口にされる言葉です。そして施術を受けたあとに「鍼でこんなに楽になるなら、もっと早く来ればよかった」とおっしゃる方が少なくありません。

この記事のタイトルには「ツボ」という言葉を入れています。膝痛のツボを探して来られた方も多いと思いますので、まず正直にお伝えします。膝まわりや足には、確かに膝の痛みと関わりの深いツボがあります。どこを、どの順番で使うのかも、あとで具体的にご説明します。

ただ、ここで一番お伝えしたいのは、ツボを押せば膝痛が消える、という話ではありません。膝痛が「ぶり返す人」と「ぶり返さない人」の差は、膝そのものではなく、膝に負担を集めている体全体のバランスにあります。ツボや鍼はそのバランスを整えるための入口であって、ゴールではないのです。

この記事では、鍼灸師・臨床21年の立場から、①膝が痛くなる本当の原因はどこにあるのか、②なぜ鍼や整体が膝痛に働きかけられるのか、③自宅でできる安全なセルフケア、④どんなときは医療機関を優先すべきか、を順にお話しします。「膝が悪い」と諦めてしまう前に、あなたの膝で何が起きているのかを、一緒に見ていきましょう。

ネイチャーボディ鍼灸整体院は、横浜市青葉区の青葉台にある整体院です。整体と鍼灸を組み合わせて、膝の痛みに携わってきました。膝の痛みの相談は、ネイチャーボディ鍼灸整体院でも特に多いお悩みのひとつです。

2. 膝は“結果”にすぎない ― 膝が痛くなる体の理由を解剖から掘り下げる

膝まわりへの施術

ここがこの記事の心臓部です。少し長くなりますが、あなたの膝で何が起きているのかを、骨と関節の名前を出しながら、順を追ってご説明します。

まず知ってほしい ― 膝は「ねじれ」に弱い、とても単純な関節

膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)が組み合わさってできています。この関節の一番の特徴は、肘と同じで「曲げる・伸ばす」しかできない、非常に単純な構造だということです。一方向にしか曲がりません。

これは裏を返すと、膝は横方向のねじれや回旋のストレスを受け止める作りになっていないということです。ですから、膝そのものに横向きの力や、内側・外側へねじれる力が繰り返しかかると、そこに痛みが生じます。

膝の痛みを考えるとき、私たちが最初に見るのは膝ではなく、その「上」と「下」です。膝は、上半身から降りてくるズレと、地面から上がってくるズレの、両方を受け止める“中継地点”だからです。

上からのズレ ― 姿勢・骨盤・股関節の連鎖

体を歪みなく使えていれば、体重の大部分は骨盤や足でうまく分散され、膝に無理な力は集中しません。ところが、次のような連鎖が起きると、そのしわ寄せが膝に回ってきます。

  1. 姿勢が崩れる(背中が丸くなる、反り腰になる)
  2. その崩れを受けて、骨盤に歪みが出る
  3. 骨盤の歪みを、まず股関節が受け止めようとする
  4. 股関節で受け止めきれなかった分が、膝に流れてくる
  5. 膝が本来のポジションから内側・外側へズレ、一部分に負担が集中する
  6. 偏った形で体重を受け続けた結果、痛みが出る

よく耳にするO脚・X脚も、こうした積み重ねの結果として現れることがあります。

特に女性で多いのが、出産などをきっかけに腹筋が落ち、骨盤底筋がうまく使えなくなるパターンです。すると反り腰になり、骨盤が開きます。骨盤が開くと股関節の並び(アライメント)が崩れ、その結果として膝に負担がかかります。産後すぐには症状が出なくても、年月を経て閉経の頃に、膝や股関節の痛みとして表面化してくる方は珍しくありません。

下からのズレ ― 足首・足裏からの突き上げ

もうひとつの入口が、膝の「下」、つまり足首(足関節)や足裏です。

特に多いのが、過去の捻挫や怪我の影響です。若い頃に足首をひどく捻った、繰り返し捻挫した、という方は、その足首の動きや接地の仕方が、無意識のうちに崩れたままになっていることがあります。足の接地がうまくいかないと、地面からの力が真っすぐ上に抜けず、膝のアライメントにズレが生じ、痛みにつながります。

ですから、膝の痛みを診るときには「その痛みは、上流(股関節側)から来ているのか、下流(足首側)から来ているのか」を見極めることが欠かせません。上流が原因なのに膝と足首だけほぐしても、下流が原因なのに膝と股関節だけ整えても、膝には同じストレスがかかり続けてしまうからです。

「変形しているから痛い」は、思っているほど単純ではない

ここで、多くの方が信じている通説を検証します。「骨が変形しているから」「軟骨がすり減っているから」膝が痛い ― そう説明を受けてこられた方はとても多いと思います。レントゲンで変形性膝関節症と判断されていれば、なおさらです。

ところが、変形や軟骨のすり減りが、そのまま痛みに直結するわけではありません。これは世界的な研究でも示されています。膝の痛みとレントゲン所見の関係を調べた複数の研究をまとめた報告では、レントゲンで変形性膝関節症が見つかった方のうち、実際に痛みがあったのは調査によって15〜81%とばらつき、膝が痛む方のうちレントゲンで変形が見つかったのも15〜76%と、大きく幅がありました。この報告の結論は「膝のレントゲンの結果だけを単独で用いて、患者さんを評価すべきではない」というものです。

つまり、変形があっても痛みなく元気に過ごしている方はたくさんいますし、逆に画像上はそれほど変形がなくても痛みが強い方もいます。構造が変わっていても、その膝にどれだけ負担がかかっているかで、痛みの出方は変わるのです。私たちが見ているのは、まさにこの「負担のかかり方」です。

ここで、正直にお伝えしておかなければならないことがあります。整体や鍼灸は外科的な処置ではありませんので、一度変形してしまった骨や、すり減った軟骨そのものを元に戻すことはできません。構造が変わってしまった組織を回復させることは、私たちの領域ではないのです。誇大なうたい文句とここが違う点です。ただ、変えられるものがあります。それが「その膝にどれだけ負担が集まるか」です。

「変形」の前に「機能障害」がある

もうひとつ、大切な考え方があります。変形が完成する前の段階、つまり関節や筋肉の動きや使い方が崩れている状態を「機能障害」と呼びます。痛みや不調の多くは、変形が完成する前の、この機能障害の段階で現れます。

だからこそ、捻ったわけでもないのに膝に違和感が出たら、早め早めに対処していくことが大切になります。はじめは立ったり座ったりがつらい。やがて歩くのも痛い。すると歩く量が減り、太ももの筋肉が衰え、さらに膝への負担が増える ― この悪循環に入る前に手を打つ、という発想です。

体重の話 ― 順番を間違えると動けなくなる

膝の話で老化の次によく出てくるのが、体重です。膝にとって体重は、確かに大きな負担の要素です。ここは股関節と違って、はっきりしています。

ただ、順番を間違えると身動きが取れなくなります。体重を落とすには運動が必要です。ところが膝が痛くて運動ができない。「痩せてから」と待っているうちに、膝は良くならず、動かないことで筋肉がさらに衰えていく ― これでは前に進めません。

国際的な指針でも、運動療法・教育・体重管理という最初の取り組みは、年齢・体重・画像所見にかかわらず勧められるとされています。つまり、体重が落ちてから膝に取り組むのではなく、並行して進めるものだ、ということです。だからこそ、まずは膝に痛みが出るような体の使い方を整え、動ける状態を取り戻すことが先になります。

3. ネイチャーボディ鍼灸整体院が、膝痛で実際に診ているポイント

ここからは、私が臨床でどこを見て、どう判断しているかを、現場の言葉でお話しします。

ネイチャーボディ鍼灸整体院では、膝が痛いという方が来られても、いきなり膝だけを触ることはしません。まず確認するのが、膝がどのくらい曲がるかです。これは大きな見極めになります。膝が90度以上曲がる場合は、関節の中の変形そのものというより、筋肉・筋膜・骨格のバランスの問題であることが多く、整体や鍼灸で働きかけられる領域です。逆に、90度も曲がらないほど動きが制限されている場合は、関節の中の問題が濃く疑われますので、レントゲンやMRIで半月板や靭帯を確認していただくため、整形外科の受診を優先していただきます。

そのうえで、私は基本的に腰椎・骨盤から膝を見ます。腰の反り(前弯)が強すぎると、骨盤の向きが変わり、膝が内側や外側に巻き込まれて、膝の内側に負担が集まりやすくなります。膝の内側の痛みを訴える方の背景に、この腰・骨盤の連鎖が隠れていることは、本当によくあります。

そして問診で必ず伺うのが、過去の捻挫や怪我です。足首が原因で膝にズレが出るケースは、こうした怪我歴のある方に多いからです。「もう何十年も前のことだから関係ない」と思っておられる方ほど、実はその足首の使い方の癖が、今の膝痛の下流の原因になっていることがあります。

この「痛い場所そのものではなく、その上流と下流のどちらに原因があるのかを見極める」という考え方は、膝に限りません。腰痛でも坐骨神経痛でも、私が一貫して持っている見方です。痛い場所は“結果”であって、原因は別の場所にあることが多い ― これは21年、臨床に立ち続けてきて、繰り返し確かめてきた事実です。

膝への負担がどこから来ているかが見えたら、そこに対して整体で骨格・骨盤・股関節・足首のバランスを整え、鍼灸で筋肉のこわばりや血流に働きかけていきます。整体で構造から、鍼灸で中から、という二方向のアプローチです。

膝痛で使うツボと、その考え方

タイトルの「ツボ」に、ここで正面からお答えします。膝の痛みに対して、私は膝の周囲と、そこから離れた全身のツボの両方を使い分けます。

膝の周囲では、膝のお皿の下の内側にある陰陵泉、内くるぶしの上の三陰交、すねの外側にある足三里、内くるぶしとアキレス腱の間にある太渓などを、膝の状態に合わせて選びます。これらのツボは、東洋医学では膝と関わりの深い流れの上に並んでいますが、しくみとしては筋肉のこわばりが反応として出やすい点であり、血流を促す点と捉えていただくのが分かりやすいと思います。

ただし、ツボは「押せば膝が治る魔法のスイッチ」ではありません。膝に負担を集めている上流・下流が変わらないまま、膝の周りのツボだけを刺激しても、その場は楽になっても戻りやすい ― これが、多くの方がぶり返す理由です。だから私は、痛い膝だけでなく、負担の元になっている体全体を整えるための入口として、ツボや鍼を使っています。

膝そのものには、内側の鵞足、前側の膝蓋靭帯、外側の腸脛靭帯といった、負担が集まりやすいポイントがあります。ここへ正確にアプローチしつつ、同時に全身のバランスを見ていく ― 「膝だけに打つ」のではなく「膝が楽になる体に整える」のが、鍼灸を含めた整体の強みだと考えています。

4. なぜ、これまで他でよくならなかったのか

「マッサージも整体も鍼もやってみたけれど、そのときだけ」「湿布も注射も、翌日には元通り」― こうおっしゃる方がとても多いです。なぜでしょうか。

理由はシンプルで、膝にかかる負担のかかり方そのものが変わっていないからです。

誤解のないように申し上げますが、膝への注射、太もものトレーニング、軟骨のサプリメント、マッサージや電気には、それぞれ意味があります。痛みをやわらげたり、筋力を保ったりするために必要な場面もあります。ただ、負担のかかり方が変わらなければ、一時的に楽になっても、また戻ってきやすいのです。

特に気をつけたいのがトレーニングです。トレーニング自体は膝にとって必要なものです。ただ、体の使い方が偏ったまま鍛えると、その偏った使い方のまま筋力がついてしまいます。だから順番として、まず負担のかかり方を整えることが先になります。整えてから鍛える。この順番が逆になると、頑張っているのに膝が楽にならない、ということが起きます。

そして、膝は上下のズレを受け止める場所ですから、受け止め方が変わらないまま、その場所(膝)だけにアプローチしても、同じことの繰り返しになります。根本的に膝を良くしていくには、姿勢・骨盤・股関節・膝・足首・足裏を通して見て、膝に負担が集まらない体の状態を作っていく必要があります。

ここで、私自身の姿勢についても正直にお話しさせてください。私は、施術者は臨床に立ち続ける限り、最後まで学び続けるべきだと考えています。日本では、検査で異常がないと言われたまま、膝の痛みを抱えて放置されている方が本当にたくさんいます。その背景には、学び続けることをやめてしまった施術者の存在もあると感じています。だから私は、はり師・きゅう師の国家資格を持ち、21年、延べ16万回の施術を重ねてきた今でも、わざわざフランスの専門学校に通い、国際基準の徒手療法(オステオパシー)を学び続けています。膝の痛みひとつを取っても、上流と下流を見極める、この体全体を診る視点は、学び続けなければ磨かれないと考えているからです。

膝痛に関して、鍼灸の裏づけも触れておきます。変形性膝関節症・股関節症に対する鍼灸を評価した2022年のコクランレビュー(16試験・約3,500名)では、通常のケアや待機と比べて、痛みや機能の面で臨床的に意味のある改善が報告されています。また2024年のメタアナリシスでは、痛み止め(ジクロフェナク)との比較で、最大6か月まで鍼灸の効果が続いたという報告もあります。さらに、80試験・約9,900名を集めた2024年の大規模な解析では、鍼が痛みを軽減する可能性が示され、効果に寄与する因子として「施術回数を重ねること」が挙げられています。ただし、これらの研究の確実性は高いとは言えず、鍼灸はあくまで運動療法の代わりではなく、運動を続けられる体をつくる補完である、という位置づけは崩れません。私の臨床実感 ― 一度で劇的に、というより回数を重ねて体が変わっていく ― とも、この研究の傾向は重なります。

5. 自宅でできる、安全な膝のセルフケア

膝の動きを確認する

膝の負担を減らすために、ご自宅でできる無理のないケアをご紹介します。膝そのものだけでなく、上流(股関節)と下流(足首)にも働きかけるのがポイントです。

① 太もも前側(大腿四頭筋)のやさしいストレッチ

椅子に浅く座り、片方の足を前に伸ばしてかかとを床につけ、つま先を天井へ向けます。背筋を伸ばしたまま、股関節から軽く前に倒すと、太ももの前からすねにかけて心地よく伸びます。15秒ほどを、痛みのない範囲で。反動をつけないでください。

② お尻・股関節まわりをほぐす

椅子に座り、片方の足首を反対の膝の上に乗せて「4の字」を作り、上体をゆっくり前に倒します。お尻の奥が伸びるのを感じたら、そこで止めて呼吸を続けます。上流の股関節がゆるむと、膝への巻き込みがやわらぎます。

③ 足首を回して、下流を整える

座った状態で片足を持ち上げ、足首を大きくゆっくり回します。左右10回ずつ。過去に捻挫をした側は、動きが硬いことがあります。地面からの力を膝に真っすぐ伝えるために、足首の柔らかさは意外なほど大切です。

④ ツボへのやさしい刺激

先ほど触れた足三里(膝のお皿の外下、指4本分ほど下)や三陰交(内くるぶしの上、指4本分ほど)を、指の腹で気持ちいい程度に押します。強く揉み込む必要はありません。血流を促す反応点を、やさしく温めるイメージです。

⑤ 歩く量を、少しずつ保つ

膝が痛いと歩かなくなり、筋肉が衰えてさらに負担が増えます。痛みのない範囲で、平地を無理なく歩く習慣を保ちましょう。

注意点として、これらは痛みを我慢してまで行うものではありません。ストレッチ中に鋭い痛みが走る、行った翌日に膝の腫れや熱っぽさが増す、という場合はすぐに中止してください。セルフケアは「負担を減らす」ためのものであって、無理をして関節を傷めては本末転倒です。

6. こんなときは、まず医療機関へ

整体や鍼灸は、医師の診断や治療に代わるものではありません。次のようなサインがあるときは、施術より先に医療機関(整形外科・内科、緊急時は救急)を受診してください。

  • 膝が90度も曲がらないほど動きが強く制限されている
  • 転倒や強い打撲のあと、急に激しく痛む・膝が大きく腫れた
  • 膝が赤く腫れて熱を持ち、発熱を伴う
  • 安静にしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 足に力が入らない、しびれや麻痺がある
  • 急激な体重減少など、全身の不調を伴う

これらは、関節内の損傷や、感染・炎症、あるいは膝以外の病気が背景にある可能性を示すサインです。まずは整形外科で画像検査を受け、必要な処置を優先してください。診断を受けたうえで「手術するほどではない」「異常なし」と言われた膝の機能的な問題こそ、私たちがお役に立てる領域です。

7. 再生医療や手術の前に、“自分の体”で歩ける可能性を

もちろん、変形が高度で痛みも強く、人工関節などの手術が必要なケースはあります。手術を受けるかどうかの判断は、主治医の領域です。ここは大前提です。

そのうえでお伝えしたいのは、「手術を勧められている」と言っても、その状態には幅がある、ということです。膝が90度以上曲がるなら、リハビリと整体・鍼灸を併用しながら、まだできることが残っている段階かもしれません。国際的な診療指針でも、徒手療法は運動療法(リハビリ)の補助と位置づけられています。リハビリで力を積み上げ、整体で負担のかかり方を整える ― この組み合わせが現実的です。

手術や再生医療という選択肢を否定するつもりはありません。ただ、その前に一度、「まだ自分の体で歩ける可能性はないか」「体が本来持っている回復力を、引き出せているか」を見直してみる価値はあると思います。ネイチャーボディ鍼灸整体院では、世界基準の徒手療法と、日本が世界に誇る鍼灸を組み合わせて、膝に負担を集めない体づくりを一緒に進めていきます。

もし施術者を選ぶときの軸を探しておられるなら、ひとつお伝えしたいことがあります。日本には、オステオパシーやカイロプラクティックといった徒手療法に、法的な国家資格の制度がありません。だからこそ、施術者を選ぶときは「どこで・どれだけ学んだのか」を確認していただきたいと思っています。私はフランスの専門学校で、国際基準のオステオパシーの課程を学んでいる最中です。膝の痛みを、膝だけでなく体全体から診るために、学び続けています。

膝が痛い=膝が悪い、ではありません。膝が「がんばらされている」だけかもしれません。その負担を取り除いて、あなたの足で階段を降り、行きたい場所へ歩いていける ― そんな毎日を、一緒に取り戻していきましょう。膝痛の専用ページや、LINE・お電話でのご相談も受け付けています。諦める前に、一度ご相談ください。

この記事を書いた人

山﨑由浩/ネイチャーボディ鍼灸整体院 代表。はり師・きゅう師(国家資格)。臨床歴21年・延べ16万回の施術・青葉台での開業14年。日本と中国で東洋医学を21年実践してきました。

現在は、21年やってきた今も、フランスの専門学校で国際基準の徒手療法であるオステオパシー(内臓や関節の動き、体全体のつながりに着目する手技の体系)を学んでいる在学中の身です。国際ライセンス(D.O.)はまだ取得しておらず、取得を目指して学び続けている段階です。

なぜ21年やった今も、わざわざフランスまで学びに行くのか。それは、日本の徒手療法がまだ国際基準に追いついていないと感じているからであり、臨床に立ち続けるなら学び続けるのはマストだと考えているからです。膝の痛みひとつを取っても、痛い膝だけを見るのではなく、上流と下流を見極めて体全体を診る ― この視点は、最新の研究まで追い、学び続けることでしか磨かれません。この記事も、その姿勢と地続きで書いています。

参考文献

脚全体のバランスを診る

  • Bedson J, Croft PR. The discordance between clinical and radiographic knee osteoarthritis: a systematic search and summary of the literature. BMC Musculoskelet Disord. 2008. PMID: 18764949
  • Manheimer E, Cheng K, Wieland LS, et al. Acupuncture for hip and knee osteoarthritis. Cochrane Database Syst Rev. 2018/2022. (CD001977)
  • Tu JF, et al. Durable Effects of Acupuncture for Knee Osteoarthritis: A Systematic Review and Meta-analysis. Curr Pain Headache Rep. 2024. PMID: 38635021
  • Liu CY, et al. Clinical effect and contributing factors of acupuncture for knee osteoarthritis: a systematic review and network meta-analysis. BMJ Evid Based Med. 2024. PMID: 39486882
  • Kolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res. 2020. PMID: 31908149

よくある質問(Q&A)

Q. 膝痛の鍼は、1回でよくなりますか?

1回で劇的に、というより、回数を重ねて体が変わっていくものとお考えください。膝痛の鍼灸を評価した研究でも、効果に寄与する因子として「施術回数を重ねること」が挙げられています。初期は週1回で3〜5回ほど間隔を詰め、状態が落ち着いてきたら2週に1回へと空けていく方が多いです。膝に負担を集めている体全体のバランスを整えるには、一定の回数が必要になります。

Q. 変形性膝関節症と診断されていても、整体や鍼灸を受けられますか?

受けられます。ただし前提として、膝が90度以上曲がるかどうかが目安になります。90度以上曲がる場合は、筋肉や骨格のバランスの問題であることが多く、私たちがお役に立てる領域です。90度も曲がらないほど動きが制限されている場合は、関節内の問題が疑われるため、整形外科での画像検査を優先してください。変形そのものを元に戻すことはできませんが、膝への負担のかかり方を整えることで、痛みや動きが変わるケースは多くあります。

Q. 膝のツボを自分で押すだけでも効果はありますか?

膝関節へのアプローチ

セルフケアとして、足三里や三陰交などを気持ちいい程度にやさしく押すのは有効です。ただ、ツボ押しだけで膝痛が根本的に変わるわけではありません。膝に負担を集めている股関節や足首といった上流・下流が整わないと、その場は楽になってもぶり返しやすいためです。ツボ押しは「負担を減らす補助」として、上流・下流のストレッチと組み合わせて使うのがおすすめです。

Q. 整体と鍼灸、膝痛にはどちらを選べばいいですか?

どちらか一方でも働きかけられますが、組み合わせることで持続性と再発予防の面で強みが出ます。整体は骨盤・股関節・足首の並びを構造から整え、鍼灸は筋肉のこわばりや血流に中から働きかけます。膝に負担を集めない体をつくるには、この二方向からのアプローチが噛み合うと進みが良くなります。ネイチャーボディ鍼灸整体院ではお体の状態を見て、その方に合う組み立てをご提案します。

Q. 膝の痛みと一緒に、腰痛や足のしびれもあります。同時に診てもらえますか?

同時に診られます。むしろ、膝の痛みの原因が腰や骨盤にあることは多く、膝と腰を切り離さずに全体で見たほうが、原因にたどり着きやすいケースがあります。足のしびれについては、神経の圧迫が背景にあることもあるため、状態によっては整形外科での検査をおすすめすることもあります。まずは体全体のつながりを確認したうえで、優先順位をつけて進めていきます。

Q. 体重を落としてから膝の施術を受けたほうがいいですか?

痩せてから、と待つ必要はありません。膝にとって体重は確かに負担の要素ですが、体重を落とすには運動が必要で、膝が痛いと運動ができない、という悪循環に陥りがちです。国際的な指針でも、運動・教育・体重管理は年齢や体重にかかわらず勧められています。まず膝に負担が集まる体の使い方を整えて動ける状態を取り戻し、体重管理は並行して進めるのが現実的な順番です。

Q. 膝の痛みは、放っておくとどうなりますか?

歩き方につながる調整

膝が痛いと歩く量が減り、太ももの筋肉が衰えて、さらに膝への負担が増える、という悪循環に入りやすくなります。はじめは立ち座りがつらい程度でも、やがて歩くのもつらくなっていくことがあります。変形が完成する前の「機能障害」の段階、つまり動きや使い方が崩れている段階で早めに手を打つほど、選択肢が多く残ります。捻ったわけでもないのに膝に違和感が出たら、早めのご相談をおすすめします。

Q. 昔ひどく足首を捻挫したことが、今の膝痛に関係しますか?

関係することがあります。膝の下流にあたる足首の動きや接地の仕方が、過去の捻挫で崩れたままになっていると、地面からの力が真っすぐ上に抜けず、膝のアライメントにズレが生じて痛みにつながることがあります。ネイチャーボディ鍼灸整体院では問診で必ず過去の怪我歴を伺うのは、このためです。「もう何十年も前だから」と思っている足首の癖が、現在の膝痛の隠れた原因になっていることは珍しくありません。

Q. メンテナンスとして、痛みがなくなった後も通う意味はありますか?

あります。痛みがない=膝に問題がない、とは限りません。関節の動きや体のバランス、筋肉の働きに変化が出ていても、痛みとして自覚されないことがあります。症状が落ち着いた後は、1〜3か月に1回ほどを目安に、体の使い方の癖や動きの変化を確認し、負担が再び膝に集まる前に整えておく、という使い方をされる方が多いです。無理に通院をおすすめすることはありません。

Q. 施術者を選ぶとき、何を基準にすればいいですか?

「どこで・どれだけ学んだのか」を確認していただくことをおすすめします。日本にはオステオパシーやカイロプラクティックといった徒手療法に法的な国家資格の制度がなく、学校に通っていなくても名乗れてしまうのが実情です。だからこそ、学びの背景を確認する意味があります。ネイチャーボディ鍼灸整体院の代表はり師・きゅう師の国家資格を持ち、臨床21年の今もフランスの専門学校で国際基準のオステオパシーの課程を学び続けています。膝を膝だけで見ず、体全体から診る視点を大切にしています。

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