いつもブログを見ていただいてありがとうございます。皆さんは鍼灸についてどんなイメージをお持ちでしょうか？鍼は「痛そうなイメージ」、お灸は「熱そうなイメージ」をお持ちではないでしょうか？
私自身も初めて鍼灸を受けるまでは、そう思っていましたし、別に受ける必要もない。と考えていました。しかし、体の痛みや痺れ、不調で悩んでいた時には欠かすことの出来ない施術です。
今回は鍼灸の施術の効果について、解説をしていきたいと思います。
鍼灸で自然治癒力を高める
鍼灸は体に副作用の少ない自然療法です。古来から現代にも残っている施術方法なので、さまざまな文献や研究がされている施術方法になります。
施術の一番の目的は体の自然治癒力を高めることです。痛みや痺れ、不調に対して、良くなるきっかけを施術で起こし、自然治癒力を高めて不調を改善していきます。
副作用の多い薬を使用しない、なるべく減らしていきたい。というお話を良くお聞きします。確かに、使わなくても良いのであれば手放したいですよね。
鍼灸で痛みを緩和する
鍼灸には除痛効果がありますので、痛みを緩和する効果があります。腰が痛い、肩が痛い、などに始まり、風邪を引いた後で喉が痛いや、手術後の痛みの緩和や、癌からの痛みの緩和などにも効果を発揮します。
痛みは感じてほしくない、感覚です。長く続くことで体もですが、脳や心も痛みを感じるようになってきてしまいますので、痛みを無くしていく。ということは鍼灸の１番の役割だと感じています。
鍼灸で血流を改善する
疲労が溜まっていたり、老廃物や毒素が溜まっていると体の調子は悪くなってしまいます。鍼灸では血流を改善する効果がありますので、筋肉や経穴（ツボ）を意識して鍼灸を施していきます。血流を改善することを目的すれば、鍼灸はそのほかの手技療法の中でもトップクラスの効果を出すことが出来ます。血流が悪い、冷えがあるというお悩みに関しては特に強いです。血流が良い人は、調子が良いですので、調子が悪ければ、血流も悪いと思って頂いて良いかもしれません。
鍼灸で炎症を抑える
捻挫やギックリ腰など、炎症が起きてしまい痛みが出ているケースにも鍼灸は有効です。特に鍼では局所の血流改善や炎症に対するアプローチが出来ます。他にもリウマチや関節炎に対しても有効ですので、炎症がある状態でも鍼灸で施術をすることが可能です。
鍼灸で自律神経を整える
鍼灸では全身にあるツボ（経穴）を使用して、全身を整えていきます。自律神経の調整に有効な手足の経穴や、背骨周りのツボを使って、自律神経を調整していきます。副交感神経と交感神経のバランスが大切ですので、バランスを整える鍼灸施術が有効です。
鍼灸でアレルギー症状の軽減
30年前はアレルギーの子はクラスに数えるくらいしかいなかったですが、近年ではアレルギーを持っていない子の方が少ないです。腸内環境の乱れから、炎症体質になっている方がとても増えました。鍼灸ではアレルギー症状へのアプローチができますので、アトピーや花粉症やアレルギー性鼻炎など幅広い症状への対応が可能です。
鍼灸で精神的なストレスの軽減
ストレス社会の現代では、精神的な不調を体の不調に合わせて持っている方も増えています。ストレスをなくすことは出来ませんが、ストレスを軽減したり、ストレスへの耐性をつけて行くことが鍼灸で可能です。背骨を整えて、鍼灸で自律神経を整えることで精神やメンタルへのアプローチが可能です。
小児はりといったように、０歳～１５歳までの対応する鍼灸もあります。この場合は鍼を刺すのではなく、カッサのような擦る手法で経穴（ツボ）を刺激していきます。夜泣きや喘息、体調不良で不登校になってしまったケースで施術をさせていただくことがあります。
鍼灸で美容や健康維持
美容鍼などを見たことがあると思いますが、皮膚への鍼施術を施すことによって、新陳代謝を促す効果があります。古くなってしまった部分を新しく入れ替えていくのが新陳代謝ですので、お肌のターンオーバーをスムーズに進めていく作用があります。
東洋医学では「未病を治す」という予防の考え方を元に治療を進めていきますので、体の不調が回復してからも、健康維持のためや予防のために、鍼灸の施術を取り入れていくことはとても良いことです。
鍼灸で不妊・妊活のサポート
日本でも少子化問題がありますが、晩婚化も相まって妊娠しづらい方が増えているのは事実です。不妊という言葉で片付けるほど簡単ではないのですが、鍼灸を取り入れることで、体づくりのお手伝いや妊活のサポートをすることが出来ます。海外でも不妊治療においての鍼灸施術の有効性などの論文もありますので、不妊クリニックでも鍼灸を併用しているケースもあります。
鍼灸の効果まとめ
鍼灸施術の効果について解説をさせて頂きました。
色々な角度から鍼灸の効果をお伝えしましたが、思っているよりも対応できるレンジが広いイメージを持っていただけると嬉しいです。
鍼灸が得意な部分を軸に解説しましたが、不得意な部分もあるのは事実です。そして不得意な部分は整体で埋めていくのが、ベストな施術方法になります。
