整体やカイロプラクティックやリラクゼーション、マッサージなどなど日本には色々な施術がありますが、整体とカイロプラクティックの違いについて解説をしていきます。
整体という施術はない
実は整体は国が認めた資格はありません。民間が発行している資格はありますが、1日で取得できるような資格もありますので、信頼度には欠けると感じる方もいるかと思います。
資格がないということは、研究データがない、効果も曖昧。ということになります。本当に効果や実績があれば国が認め、国家資格制度になります。
なので、整体というのは、「体を整える」という言葉の表現だけだと考えて良いです。整体の施術というものはどこにも存在しません。
では、整体院では何をしているのか?ということになりますので、説明させて頂くためにも、アメリカのカイロプラクティックの施術を知って頂きたいと思います。
カイロプラクティックはアメリカの施術
アメリカにはカイロプラクティックやオステオパシーという施術があります。背骨の調整を軸として考え、自然療法で体を改善へ導いていく施術体系です。
アメリカでは大学と大学院へ通い、卒業後にライセンスの発行と開業権が与えられます。1年おきの更新制なので、研修に参加していなければ免許は剥奪されてしまう厳しいです。(日本は一度取得すれば生涯保持できる)
最短でも8年かかり、学費は1300万を超えてきます。日本では医師と同等のレベルを求められますので、とても難しい資格であることもご理解いただけるかと思います。
欧米の手技療法は世界トップクラスです。医師との連携もスムーズに行われていて、体の痛みに対して、正確で効果的な施術システムが出来上がっています。
先進国では手技療法の研究やエビデンスが多く発表され、勉強すればするほど日本との差を感じてしまいます。
実は日本は、欧米よりも手技技術は30年遅れているとされていますので、寿命は長いけれど、寝たきりの人も世界1多い国となっている理由がこの辺りにあるのだと思っています。
日本の手技技術を世界最先端にしていくのが、私の次の課題です。
整体は日本だけの言葉
前述した通り世界には整体という言葉はありません。日本だけの表現です。そして、整体という施術も存在しません。
では何をしているのかいうと、整体は欧米のカイロプラクティックやオステオパシーやマッサージ、中国から来た鍼灸や按摩の手技を応用した施術をしています。
整体というオリジナルの手技はなく、様々な手技療法を日本風にやっているのが、整体です。なので、研究されることもなく、国家資格制度もないのが頷けるかと思います。
整体は国家資格を持った施術者を選ぶ
日本であれば、医師・看護師・理学療法士・鍼灸師・按摩マッサージ師・柔道整復師などの国家資格を持った方から施術を受けるようにしましょう。最低限の知識や技術を突破しなければ、国家資格を取得することは出来ません。
整体という定義も技術も曖昧になっている以上、体に治療や施術することを許されている国家資格を持っている人に体を預けるのがよろしいかと思います。
まとめ
私自身も鍼灸師の国家資格を持ってますが、鍼灸以外にも様々な施術を組み合わせています。特にカイロプラクティックやオステオパシーの手技は得意としていますので、鍼灸と組み合わせて相乗効果を狙って施術をしています。
痛みや痺れ、体の不調に悩んでいて、整体や手技療法で解決を目的とするのであれば、国家資格を取得している施術者を選んでください。
出来れば色々な知識や技術を取り入れ続け、常にアップデートをかけている施術者が望ましいです。海外からの情報を常に摂り続けている施術者が理想です。
治療目的ではなく、慰安目的のリラクゼーションのお時間の希望する場合は、国家資格の有無は関係ないです。エステなども資格を持っていないように、特別高度な知識は必要ありません。技術の上手さだけで、選んでください。
大切なお体を信頼できる人へ預けることが、調子を良くしていくはじめの一歩だと考えております。