青葉区の整体なら「ネイチャーボディ鍼灸整体院」

著者:ネイチャーボディ鍼灸整体院 代表 山﨑由浩

「生理のたびに、寝込むほど痛い」「痛み止めが手放せない」「婦人科で子宮内膜症と言われたけれど、この痛みと一生付き合うしかないのだろうか」——そう感じてこのページにたどり着いた方に、まず一つだけお伝えさせてください。子宮内膜症の痛みは、婦人科の治療と、それ以外の体側のアプローチを組み合わせることで、日常生活の質が変わってくる方が現場では多くいらっしゃいます。

私は横浜市青葉区・青葉台のネイチャーボディ鍼灸整体院で、妊活・女性ヘルスの現場に18年立ってきました。子宮内膜症の診断を受けた方、妊活中にたまたま見つかった方、痛みが強く婦人科でピルを勧められている方——さまざまな状況の方を横断的に診てきた立場から、「実際に何が起きているのか」「どう考えて体を整えていくのか」を、第三者視点でお話しします。

POINT: 子宮内膜症は婦人科の診断が大前提です。この記事は「婦人科の治療を受けた上で、体側のアプローチをどう組み合わせるか」という、現場の判断軸をお伝えするものです。診断や治療については必ず主治医にご相談ください。

監修・執筆: ネイチャーボディ鍼灸整体院 山﨑由浩
鍼灸師(国家資格)/妊活鍼灸18年の臨床経験/フランスの専門学校で国際基準の徒手療法を研修中(国際ライセンス取得を目指す段階)
本記事は、妊活・不妊治療の現場で18年積み重ねてきた臨床経験と、記事末尾に挙げた研究文献をもとに執筆しています。診断・治療については必ず医療機関にご相談ください。

この記事でわかること

  • 子宮内膜症の痛みが「なぜ強く出るのか」の現場での見方
  • 現場で見てきた3つの体験パターン(軽く済んだ方・迷いながら進んだ方・停滞していた方)
  • 婦人科の治療と体側のアプローチをどう組み合わせるか
  • 妊娠を希望する場合、ピルが使えない期間にどう考えるか
  • 鍼灸・徒手療法を併用する意味と、判断のスピードという価値

子宮内膜症の痛みとは——現場から見た全体像

全身のつながりを診る施術

子宮内膜症は、本来なら子宮の内側にあるはずの子宮内膜に似た組織が、卵巣・卵管・腹膜・直腸・膀胱まわりなど、子宮以外の場所で増殖してしまう疾患です。月経周期に合わせて、その組織も増殖して、剥がれて、出血を起こします。逃げ場のない場所での出血は炎症を起こし、まわりの組織との癒着を生みます。

患者さんが実際に困っている症状は、主にこの3つです。

  • 生理痛が年々ひどくなっている(鎮痛薬が効かなくなってきた)
  • 生理以外の時期にも下腹部痛・腰痛・排便痛がある
  • 妊活中で、なかなか妊娠に至らない

私が18年、妊活・女性ヘルスの現場で子宮内膜症の方を診てきて感じるのは、「痛みの強さ」と「病変の大きさ」が必ずしも一致しないということです。画像上は軽度と言われている方でも、日常生活が成り立たないほど痛い方がいますし、逆にチョコレート嚢胞があっても痛みはさほどでもない方もいます。

痛みが出るしくみ(現場での見方)

婦人科での説明は「病変からの炎症物質と癒着による痛み」というのが標準です。ここに加えて、私は徒手療法の視点から次の要素も同時に見ています。

  • 骨盤内の血流の滞り(冷えを含む)
  • 骨盤底筋・腹筋・横隔膜の連動の乱れ
  • 脊柱・骨盤の可動性の低下(ファシア=筋膜の滑走性の悪化)
  • 自律神経のバランス(交感神経の過緊張)

病変そのものは徒手療法では触れませんし、消せません。ただ、痛みの感じ方や、生理のたびに出るテンションの高さは、上記の要素を整えることで変わってくる方が多いというのが、現場での実感です。

なぜ婦人科の診断が最初に必要なのか

これは絶対の大前提としてお伝えしたいことです。「生理痛がひどい」「下腹部が痛い」という症状だけでは、それが子宮内膜症なのか、機能性の生理痛なのか、他の疾患なのかを見分けることはできません。婦人科での内診・超音波・MRI・血液検査(CA-125など)による評価が、すべての出発点になります。

POINT: 「痛みがつらい」→ まず婦人科で診断を受ける → そのうえで、痛みや妊娠しにくさに対して、体側のアプローチをどう組み合わせるかを考える。この順番を飛ばしてはいけません。

ネイチャーボディに来られる方の2つの入り口

実際、ネイチャーボディに子宮内膜症で来院される方は、大きく2つのルートに分かれます。

  1. 生理痛が強く婦人科を受診して発覚したパターン——若い方に多く、「ピルを勧められたが、いずれ妊娠を考えているので迷っている」という相談が多いです。
  2. 不妊治療クリニックで発覚したパターン——妊活の検査中に指摘され、「これが妊娠しにくい原因なのかもしれない」と言われて来院される方です。

どちらのルートでも、婦人科・不妊治療クリニックとの並行が前提です。私たちは、その医療のうえに、体側のアプローチを重ねる立場です。

現場で見てきた3つの体験パターン

体の状態を確認する

ここからは、私が実際に18年の現場で見てきた方々を、匿名化し再構成した3つの体験パターンとしてお伝えします。ご自身の状況と照らし合わせながら読んでみてください。

パターン①:早めに動けた方——生理痛の悪化で受診、体を整えながら経過観察

年齢: 30代前半 / ステージ: 妊娠希望あり・軽度の子宮内膜症 / 経過: 4〜6ヶ月

「以前は鎮痛薬1錠で乗り切れていたのに、ここ2年で3錠飲んでも効かない日が出てきた」と婦人科を受診されました。超音波で軽度の子宮内膜症を指摘され、「妊娠希望があるならピルで抑えるより、早めに妊活に入る方がいい」と主治医から助言があった方です。

体を診させていただくと、下半身の冷え、骨盤まわりのこわばり、呼吸が浅く横隔膜が固まっている状態でした。骨盤・脊柱・腹部のファシアを整え、下半身の血流を促す施術と、栄養・冷え対策のセルフケアをお伝えしました。

4ヶ月ほどで、鎮痛薬の量が元に戻り、生理2日目のつらさが「動けないほど」から「重だるいが動ける」まで軽くなりました。その周期の中で妊娠がわかり、産科へ移行されました。

※ 実際の現場で見てきたケースをもとにした一例で、経過や結果には個人差があります。

パターン②:迷いながら進めた方——妊活と痛みの間で判断を重ねた

年齢: 30代後半 / ステージ: 体外受精2回目・チョコレート嚢胞あり / 経過: 8〜10ヶ月

不妊治療クリニックで体外受精を進めていく途中で、チョコレート嚢胞が見つかった方です。「手術するか、このまま採卵を続けるか」で主治医とも相談しながら悩まれていました。生理痛は強く、採卵周期の合間にもお腹の張りと重だるさがずっと続く状態でした。

この方に対して私からお伝えしたのは、「治療の方針は主治医と決めていただく前提で、体側で整えられることを一つずつやっていきましょう」ということでした。骨盤底筋・腹筋・横隔膜の連動を丁寧に取り戻す施術、下半身の冷えへの徹底的なアプローチ、そして栄養面の調整を並行しました。

採卵の合間の痛みが軽くなり、日常生活の質が戻ってきた頃、2回目の体外受精でグレードの良い胚が凍結できました。移植の周期に合わせて施術頻度を上げ、その周期で着床、無事に出産まで至りました。

私はこの方の経過を通じて、「痛みが軽くなること」と「妊娠に向けた体が整うこと」は、別々に見えて実は同じ土台の話だと改めて感じました。

※ 実際の現場で見てきたケースをもとにした一例で、経過や結果には個人差があります。

パターン③:停滞していた方——痛みを我慢し続けて動けなくなっていた

年齢: 40代前半 / ステージ: 子宮内膜症進行・妊娠希望あり / 経過: 長期化

10代の頃から生理痛が強かったが「生理は痛いもの」と我慢し続け、30代で結婚後に妊活を始めた時点で子宮内膜症がかなり進行していた方です。体外受精を複数回受けるも結果が出ず、「もう年齢的にダメなのかもしれない」と気持ちも落ち込んでいる状態で来院されました。

拝見すると、下半身の冷えは想像以上に強く、骨盤内の可動性はほとんど失われ、呼吸も肩で吸うような浅い状態でした。まずは主治医と現在の治療方針を再度話し合っていただくこと、そのうえで体側のケアを継続的に受けていただくことをご提案しました。

この方の場合、痛みそのものを大きく減らすには時間がかかりましたが、「動けない日が減った」「気持ちの浮き沈みが緩やかになった」という変化から始まり、体外受精の胚の質が上がってきた——という経過をたどりました。

ここでお伝えしたいのは、「早く動けなかったこと」を責めたいわけではなく、痛みは我慢するものではないということです。若いうちからの「生理は痛いのが普通」という思い込みが、結果的に受診と対策を遅らせてしまうことが、現場では本当に多いのです。

※ 実際の現場で見てきたケースをもとにした一例で、経過や結果には個人差があります。

3つの体験談から見える共通点・分かれ目

3つのパターンを並べてみると、そこには共通点と、経過を分ける「分かれ目」がはっきりと見えてきます。

要素 早く動けた方 迷いながら進んだ方 停滞していた方
婦人科受診の早さ 早い 妊活中に発覚 遅い
主治医との相談 できている 迷いつつも相談 受け身になりがち
体側のアプローチ開始 早期に併用 治療の途中から かなり後から
日常生活の変化 早く戻る 徐々に戻る 時間がかかる
POINT: 分かれ目は「痛みを我慢しない」「主治医と相談する」「体側のアプローチを早めに併用する」の3点でした。特に3つ目——体を整えることを後回しにするほど、判断のための材料も揃いにくくなります。

第三者視点の見立て——私はこう診ています

呼吸と体の動きを確認する

ここからは、山﨑由浩として、私自身の見立てをお話しします。子宮内膜症の痛みに悩む方を18年見てきて感じているのは、「病変を消すことばかりに意識が向くと、かえってしんどくなる」ということです。

子宮内膜症は、現時点の医学では「消える」タイプの疾患ではありません。手術で目に見える病変を取っても、顕微鏡レベルで残ることが多く、時間とともに再発することもある。これは事実です。だからこそ、婦人科では「妊娠中は生理が止まるため症状が改善する」ことや「ピルで生理そのものを抑える」ことが最大の治療戦略として位置づけられています。

ただ、この標準治療の間を埋めるように、日常の痛みや妊娠しにくさに苦しんでいる方が多い。ここが、私たちのような徒手療法・鍼灸の役割が最も活きる領域だと考えています。

「病変そのものは私たちが触れない領域です。しかし、骨盤内の血流、冷え、筋肉の連動、自律神経のバランス——これらは徒手療法と鍼灸で整えることができる領域です。そこを整えることで、痛みの感じ方や、妊娠に向けた体の準備が変わってくる方は、現場で本当に多くいらっしゃいます。」

私は日本で鍼灸師の国家資格を持ちつつ、フランスの専門学校で国際基準の徒手療法(体を一つのつながりとして捉える、欧州で確立した手技の体系)を研修中です。日本ではオステオパシー・カイロプラクティックに国家資格の制度がなく、名乗るだけなら学校に通っていなくてもできてしまうのが実情です。だからこそ、施術者を選ぶときは「どこで、どれだけ学んだのか」を確認していただきたいと思っています。

婦人科治療と組み合わせる体側のアプローチ

やさしい手技での調整

婦人科の治療と、体側のアプローチをどう組み合わせるか——ここが実際のところ、多くの方が知りたい部分だと思います。ネイチャーボディで行っている体側のアプローチは、大きく次の3つの軸で組み立てています。

① 骨盤内環境の最適化

下半身の血流を改善し、骨盤内にしっかり血液を流入させること。そして、下半身の冷えを徹底的に取り除くこと。この2つは、痛みの感じ方にも、妊娠に向けた土台にも直結します。

  • 骨盤・脊柱の可動性を取り戻す
  • 股関節・下肢のこわばりを解く
  • 腹部・骨盤内臓まわりのファシア(筋膜)の滑走性を上げる

② 体幹周りの連動を整える(骨盤底筋・腹筋・横隔膜)

この3つの筋肉は、実は「同調して」働くようにできています。生理痛が強い方、子宮内膜症の症状が重い方を診ると、この3点の連動が崩れていることがほとんどです。

骨盤底筋がうまく使えていない → 腹筋が入らない → 横隔膜が動かない → 呼吸が浅くなる → 骨盤内のポンプ作用が落ちる、という悪循環が起きている方が多い。ここを丁寧に整えることで、生理時の骨盤内のテンションが下がってくるのを、体感として感じられる方が多いです。

③ ホルモンバランスに関わる自律神経の調整

ホルモンバランスは脳(視床下部・下垂体)からの指令で動きます。首・頭・胸椎まわりの緊張を整えることで、自律神経のバランスが取れ、ホルモンの働き方も安定してくることが多いです。呼吸へのアプローチも同時に行います。

妊娠希望の方へ——ピルが使えない期間の考え方

ここは、子宮内膜症×妊活の最も難しい部分です。婦人科の視点では「妊娠が最大の治療」ですが、妊娠を目指す期間はピルが使えないため、子宮内膜症の症状は進行しうる状態にあります。だからこそ、妊娠までの時間をいかに短くするかが非常に重要になります。

POINT: 妊活のステージ判断の目安(私が現場で見ている区切り)
・タイミング法・人工授精は「6回」が一つの見直しタイミング
・体外受精は「3回」——鍼灸で体を整えている方は「2回」で判断材料が揃うことが多い
・鍼灸併用時は「4ヶ月で一つのライン、6ヶ月でベンチマーク」として経過を見ています
※これは効果を約束する数字ではなく、「次の手を考える時期を早く見極める」ための判断軸です。

特に子宮内膜症をお持ちの方は、妊娠率が下がる傾向があると婦人科の領域でも言われています。だからこそ、婦人科・不妊治療クリニックの治療と、体側のアプローチを早めに組み合わせて、多角的にサポートしていくことが必要になります。

不妊治療クリニックで結果が出ないと感じている方へ

体外受精を進めていて、いい胚が戻せているのになかなか着床しない——このような時、私は次のように考えています。

  • 採卵で止まる:採卵調整(低刺激・高刺激)が体に合っていない可能性
  • 培養で止まる:ラボの環境の問題(培養液など)
  • 移植で止まる:着床の環境、あるいは着床障害(不育の領域)の可能性

子宮内膜症をお持ちの方が体外受精で結果が出ない時、体側の「骨盤内環境」「冷え」「自律神経」を整えたうえで、それでも結果が出ないのか——ここを見極めることで、次の一手(治療の見直しか、体側のさらなる調整か、専門医への相談か)がクリアになってきます。

鍼灸・徒手療法を併用する価値

施術前の触診

「鍼灸を受ければ子宮内膜症が治る」——これは違います。私たちが提案している価値は、もう少し現実的で戦略的な話です。

体を整えておくと、痛みや妊娠しにくさの原因を「体側の要因が残っているのか、他に原因があるのか」で切り分けやすくなります。だから無駄な周回を避けられる——これが、私の考える「妊娠への最短距離」です。

研究の面でも、子宮内膜症に関連する痛みに対する鍼灸の効果を検証した2024年のシステマティックレビュー・メタアナリシス(14研究・793名)では、疼痛の有意な低下と応答率の改善が報告されています。徒手療法(オステオパシー)についても、2024年のスコーピングレビューで、子宮内膜症患者さんのQOL改善に関する低〜中等度の質のエビデンスが示唆されています。骨盤への徒手プロトコルのランダム化比較試験では、疼痛強度・腰部可動域・身体的QOLの改善が6ヶ月後まで持続したという報告もあります。

これらは「治る」ということではなく、「補完療法として、婦人科の治療の隣で意味を持つ可能性がある」ということです。

ネイチャーボディで大切にしていること

私たちは、強く押したりバキバキ動かしたりする施術は行いません。フランスの専門学校で学んでいる、やさしいファシアリリースと呼吸のアプローチが中心です。「痛い場所は結果であり、原因は別の場所にあることが多い」——これは、宮大工の曾祖父から学んだ「土台から観る」体の見方と、フランスで学んでいる患者さんとの向き合い方の両方から、私が大切にしている姿勢です。

まとめ

この記事のまとめ:

  1. 子宮内膜症の痛みは、まず婦人科での診断と治療方針の確認が大前提です。
  2. 痛みの強さと病変の大きさは必ずしも一致しません。体側の要因(骨盤内の血流・冷え・筋肉の連動・自律神経)が痛みの感じ方に大きく関わります。
  3. 婦人科治療の間を埋めるように、日常の痛みと妊娠しにくさに対して、体側のアプローチが意味を持ちます。
  4. 妊娠希望でピルが使えない期間は、婦人科・不妊治療クリニックと体側のアプローチを早めに組み合わせて、時間を無駄にしないことが重要です。
  5. 鍼灸・徒手療法の価値は「治す」ことではなく、「原因の切り分けを早くして、無駄な周回を避ける」ことにあります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 子宮内膜症の痛みは鍼灸で治りますか?

「治る」というより「日常の痛みや生活の質が変わってくる方が多い」というのが正確です。病変そのものは私たちが触れる領域ではありません。婦人科の治療を受けたうえで、体側のアプローチとして併用いただくことをお勧めします。研究では、鍼灸による疼痛の有意な低下が報告されています(2024年メタアナリシス)。

Q2. 婦人科でピルを勧められていますが、鍼灸だけで様子を見てもいいですか?

それは主治医と相談していただく領域です。私たちは「ピルの代わりに鍼灸を」というスタンスは取りません。妊娠を希望していない期間はピルで進行を抑えるのが婦人科の標準的な方針です。妊娠を希望する期間はピルが使えないので、そこで体側のアプローチが活きます。

Q3. 生理痛がひどければ子宮内膜症を疑うべきですか?

「生理は痛いもの」ではありません。本来、生理は強い痛みを伴わないのが標準的な状態です。鎮痛薬なしでは日常生活が回らないほど痛い、年々ひどくなっている、といった場合は、子宮内膜症を含めた原因を確認するために、必ず婦人科を受診してください。

Q4. チョコレート嚢胞があると言われました。手術すべきですか?

これは婦人科・不妊治療クリニックの主治医が、大きさ・症状・妊娠希望の有無・年齢などを総合的に見て判断する領域です。私たちが決められる話ではありません。ただ、その判断の間も、体側で整えられることはあります。

Q5. 体外受精で結果が出ていません。子宮内膜症が原因でしょうか?

可能性の一つとしては十分あり得ます。子宮内膜症は妊娠率を下げる要因の一つと考えられています。体側の「骨盤内環境」「冷え」「自律神経」を整えたうえで、採卵・培養・移植のどの段階で止まっているかを主治医と整理していくことで、次の一手が見えてくることが多いです。

Q6. 鍼灸は痛くないですか?

ネイチャーボディで使う鍼は髪の毛ほどの細さです。強く押したりバキバキ動かす施術は行いません。フランスの専門学校で学んでいる、やさしいファシアリリースと呼吸のアプローチが中心です。子宮・卵巣に直接触れることもありません。

Q7. どのくらいの期間、通えばいいですか?

状況によって異なりますが、私は「4ヶ月で一つのライン、6ヶ月でベンチマーク」として経過を見ています。これは「そこで妊娠する」という約束ではなく、「そこまでの経過を見て、次の手を考える判断材料が揃う」という区切りです。効果を約束する期間ではなく、判断のスピードを上げるための区切りとお考えください。

Q8. 冷えは子宮内膜症の痛みに関係しますか?

「冷えと痛み」を直接検証した研究はまだ少ないのが現状です。ただ、下半身の血流の悪さは骨盤内環境に影響しますし、私自身も現場で「下半身の冷えが強い方ほど、生理時の骨盤内のテンションが高い」という実感を持っています。ここは私の臨床の見立てとしてお伝えしている領域です。

Q9. 婦人科と鍼灸を両方通うのは、時間的に難しいのですが?

お気持ちはよく分かります。ただ、婦人科の治療と体側のアプローチは、役割が違います。婦人科は病変への直接的な管理、私たちは体側の環境の調整——別々の役割を担っています。無理のない範囲でご相談いただき、優先順位をつけて併用していく形をお勧めします。

Q10. どんな鍼灸院・整体院を選べばいいですか?

「妊活専門」「不妊専門」と謳っていても、実際のレベルには差があります。日本ではオステオパシー・カイロプラクティックに国家資格の制度がありません。だからこそ、施術者を選ぶときは「鍼灸師の国家資格を持っているか」「どこで、どれだけ学んだのか」を確認していただきたいと思います。婦人科・妊活の知識と経験があり、医療機関との連携を前提にしている施術者を選んでください。

参考にした研究・エビデンス

  • Acupuncture for clinical improvement of endometriosis-related pain. Systematic review and meta-analysis (14研究/793名). 疼痛SMD=-1.10 (P<0.001)、応答率RR=1.25、血清CA-125低下SMD=-0.62 を報告. PMID: 39110208.
  • Acupuncture and Related Therapies for Endometriosis: A Network Meta-Analysis (42研究). PMID: 39371491.
  • Osteopathic manual treatment in women with endometriosis: A scoping review (13研究). 低〜中等度の質のエビデンスで妊娠成功率・QOL改善を示唆.
  • Manual Therapy Protocol in Women with Pelvic Pain Due to Endometriosis. RCT. 疼痛強度・腰部可動域・身体的QOLの改善が6ヶ月後まで持続. PMID: 37176750.
  • Acupuncture as Treatment for Female Infertility: Systematic Review and Meta-Analysis (27 RCT/7,676名). 臨床妊娠率RR=1.43を報告. PMC8865966.
  • Effects of acupuncture on pregnancy outcomes in women undergoing IVF: updated SR/MA (25 trials/4,757名). 臨床妊娠率の有意な向上と、早期流産率の増加リスクを併記. PMID: 37436463.

※ 本記事の内容は、山﨑由浩の妊活鍼灸18年の臨床経験と、上記の研究文献を元に執筆しています。診断・治療については必ず医療機関にご相談ください。体験パターンは実際の現場で見てきたケースを匿名化し再構成したもので、経過や結果には個人差があります。

不妊症・妊活の詳しい情報・ご予約はこちら

子宮内膜症の施術について詳しく見る(ネイチャーボディ鍼灸整体院)

青葉台駅6分「ネイチャーボディ鍼灸整体院」 PAGETOP