整体って資格がいるの？良い施術者をみつけるポイント

日本の整体は最先端から３０年遅れている・・そうなってしまっている理由は資格制度が存在していないからです。患者さんにとっては、資格やライセンスは最低限のマナーだと認識しています。その理由を解説していきます。

整体の資格と国家資格について

日本には整体というのは資格は存在しません。民間が発行するような資格はありますが、１日で取れるものもありますので、民間資格ではどの程度のレベルなのかは測れません。

１日で取得したスキルでも、『整体』を名乗る事ができるのが日本の実情になります。先進国の中で、このような国は本当に異例です。

治療技術が進んでいる欧米では、国に認められた資格（ライセンス）がないと、体に触れることすら許されません。海外でも施術をさせてもらっていますが、日本では何のライセンスを持っているのか？という質問を良くされます。

そう考えると、日本はとても恐い国だと思います。

日本で整体を受けるのであれば、国家資格を持っている施術者の施術を受けることをお勧めします。

日本であれば、医師・看護師・理学療法士・鍼灸師・按摩マッサージ師・柔道整復師などの国家資格を持っている施術者であれば、整体に必要な最小限の知識を習得し、最低限安全な施術が出来ると言われるラインをクリアしています。

稀に欧米で資格を取得して、日本で施術をしているケースもありますが、日本には数えるくらいの人数しかいません。（みなさん取得した国で施術をされています）

欧米で体の資格のライセンスを取ろうとすると1500万以上で６年以上かかります。日本では医師以外の資格は３年以内に取得でき、５００万前後の学費ですので、欧米に比べるととても安いと思います。

患者さんを安心して頂くために、ライセンスがあります。海外に比べても取得費用も、時間も短いわけですから、資格も持たずに整体をしている施術者の理解に苦しみます。

日本では専門学校や大学で資格を取得するための知識や最低限の技術を学びます。残念ですが、国家試験をパスするのが重要ですので、技術よりも知識を優先している環境です。

技術は主に卒業後に、勤務をしながら学び、磨いていくような形になります。国家資格を取得しているからといって、高い技術力があるとう証にはなりませんが、最低限の知識を持っているのは間違いありません。

日本で技術力を高めるには、技術力が高い人から習うしかありません。私の時代では技術力の高い治療院へ修行に行きました。１から施術・技術の基礎を叩き込んで頂き、技術力を高めていきました。

おおよそ1万人の施術をすれば、一人前の技術レベルに達すると言われていますので、最低でも３年程度は技術を高める時間が必要になります。

残念ですが日本の整体は欧米から３０年遅れています。論文や研究も全て欧米で、その情報を取りにいかない限り、技術や知識を高めていくことは出来ません。良い施術者は技術や知識を高め続けています。

当院では高い技術力や知識をお届けするために、積極的に海外へ渡航をして最新の情報を学びに行っております。海外でも施術を広げるために、ベトナムやタイでは整体院を展開しています。

良い施術者は、知識や技術を学び続け、磨き続け、積極的に海外へ足を運んでいるのが条件になります。

整体には資格は存在しません。なので、日本では国家資格を保有している施術者の整体であれば安心していただいて大丈夫です。資格を持っていない方の整体で、骨折をした、施術を受けて悪くなった。というケースが後を断ちません。整体を受ける際は、お気をつけ下さい。